札幌の街並みは、豊かな自然と都会的な雰囲気が融合し、多くの人々を魅了します。
食文化も多彩で、新鮮な海の幸や山の幸を求めて多くの観光客が訪れます。そんな美食の街、札幌で今注目を集めているのが、情熱的で彩り豊かなスペイン料理です。
しかし、いざお店を探そうとすると、選択肢が多くてどこを選べばよいか迷ってしまうかもしれません。この記事では、「札幌で特別な食体験をしたい」と考えるあなたのために、地元で評判のスペイン料理店を8軒厳選して紹介します。
お店選びで失敗しないための具体的なポイントもあわせて解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
札幌で本場の味を堪能!おすすめスペイン料理店8選
それでは早速、札幌市内でおすすめのスペイン料理店を具体的に紹介していきます。
- バル エスパーニャ
- バル エスパーニャ カルネ
- スペイン バル トーティラ フラット
- BAR de Pincho
- 炭焼きBAR 倉庫
- WINE厨房 月光
- スペイン料理 Toro
- 山猫バル
これから紹介する8軒は、いずれも札幌にありながら、本場スペインの空気を感じさせる名店ばかりです。
各店舗のおすすめメニューやお店の雰囲気、営業時間や住所といった基本情報を詳しくまとめました。あなたの好みやその日の気分に合わせて、最高の一軒をみつけるための参考にしてください。
バル エスパーニャ|全国パエリア選手権優勝の実力派

すすきのの賑わいの中にありながら、一歩足を踏み入れるとそこはもうスペイン。
活気と陽気な雰囲気に満ちた「バル エスパーニャ」は、本格的なスペイン料理を心ゆくまで楽しめる名店です。このお店を語る上で欠かせないのが、全国パエリア選手権での優勝経験です。
その実力は折り紙付きで、看板メニューの「魚介のパエリア」を求めて多くの人が訪れます。新鮮な魚介から丁寧にとった出汁が米の一粒一粒に染み渡り、蓋を開けた瞬間に立ち上る豊かな香りは、食欲を強烈に刺激します。
おこげの部分である「ソカラ」の香ばしさも格別で、最後まで飽きさせません。パエリアだけでなく、ワインと共に楽しみたい小皿料理「タパス」や「ピンチョス」の種類の豊富さも魅力のひとつです。
スペイン産の生ハム「ハモン・イベリコ」のとろけるような食感と芳醇な香りは、一度味わうと忘れられないでしょう。ほかにも、定番のアヒージョやスパニッシュオムレツなど、どれを注文しても満足できるクオリティです。
情熱的なラテン音楽が流れる店内で本場のバル文化を体験できるため、デートはもちろん、友人との食事会も盛り上がります。
営業日時 | 【月~土】17:00~25:00 (L.O:フード24 :00、ドリンク24 :30)【日・祝】17:00~24:00 (L.O:フード23:00、ドリンク23:30) |
住所 | 北海道札幌市中央区南6条西3丁目ニューオリンピアビル1F |
公式サイト | https://espana-sapporo.com/ |
バル エスパーニャ カルネ|肉料理とパエリアが自慢のスペインバル

「バル エスパーニャ」の姉妹店としてオープンした「バル エスパーニャ カルネ」は、その名の通り肉料理(カルネ)に特化したスペインバルです。
本店が誇る日本一のパエリアの味はそのままに、肉好きにはたまらないメニューが充実しています。このお店の真骨頂は、厳選された肉を豪快に焼き上げる炭火焼きです。
道産黒毛和牛や希少なエゾ鹿、そしてスペイン産イベリコ豚など、こだわりの食材を最高の状態で提供します。炭火でじっくりと火を通すため、外は香ばしく、中はジューシーに仕上がり、肉本来の旨みを存分にひきだします。
もちろん、本店譲りのパエリアも絶品です。魚介のパエリアに加えて、肉の旨みが溶け込んだパエリアも用意されており、どちらを選ぶか嬉しい悩みが発生します。店内は洗練されたおしゃれな空間で、少し落ち着いた雰囲気が漂います。
そのため、女子会や記念日といった、少し特別なディナーの場面で利用するのに向いています。美味しい肉料理とパエリア、そしてスペイン産のワインが揃えば、会話も自然と弾むでしょう。
大切な人との時間を過ごす場所として、覚えておきたい一軒です。
営業日時 | 【月~金】17:00~翌0:00【土、日】12:00~翌0:00(料理L.O. 22:30 ドリンクL.O. 23:30)※祝日も同上 |
住所 | 北海道札幌市中央区南2条西6岡田ビル 1F・2F |
公式サイト | https://espana-carne-sapporo.com/ |
スペイン バル トーティラ フラット|札幌駅直結でアクセス抜群

札幌駅北口から徒歩わずか3分、ホテルマイステイズ札幌アスペン内に店を構える「スペイン バル トーティラ フラット」は、そのアクセスの良さから多くの人で賑わいます。
待ち合わせや仕事帰りにも気軽に立ち寄れる立地は、大きな魅力です。広々とした店内は、スペインの街角にあるバルを思わせるおしゃれな雰囲気で、開放感があります。
このお店の人気メニューは、海の幸をふんだんに使用した「海の幸のパエリア」です。エビやムール貝、アサリといった魚介の旨みがサフランライスに溶け込み、豊かな味わいを生みだします。
また、定番のタパスである「エビときのこのアヒージョ」も外せません。熱々のオリーブオイルでニンニクの香りを引き出し、プリプリのエビときのこの食感が楽しめます。
残ったオイルをバゲットに浸していただくのが、本場スペイン流の楽しみ方です。ランチタイムも営業しており、昼からお酒を楽しめる「昼飲み」ができるのも嬉しいポイント。
友人とのランチや、出張で札幌を訪れた際のディナーなど、幅広いシーンで利用しやすいお店です。札幌駅周辺でスペイン料理を楽しみたくなったら、まず候補にあがる一軒といえるでしょう。
営業日時 | 月~日、祝日、祝前日: 11:30~23:00 (料理L.O. 22:00 ドリンクL.O. 22:30) |
住所 | 北海道札幌市北区北8条西4丁目5番地 ホテルマイステイズ札幌アスペン1F |
公式サイト | https://www.hotpepper.jp/strJ000696744/ |
BAR de Pincho|種類豊富なピンチョスが楽しめるバル

「BAR de Pincho」は、その名の通り「ピンチョス」を心ゆくまで楽しめるバルです。
ピンチョスとは、スライスしたパンの上に様々な具材を乗せた、スペイン・バスク地方発祥の軽食です。カウンターのショーケースには、彩り豊かで見た目にも美しいピンチョスがずらりと並び、どれを選ぼうか迷う時間さえも楽しく感じます。
定番の生ハムやチーズから、旬の食材を使用した創作ピンチョスまで、そのバリエーションは実に多彩です。少しずつ色々な種類を味わえるため、ワインのお供にぴったりです。
もちろん、ピンチョス以外のスペイン料理も充実しています。魚介の旨みが凝縮されたパエリアや、グツグツと音を立てて提供されるアヒージョなど、定番メニューもしっかりと楽しめます。
このお店のもう一つの特徴は、深夜まで営業している点です。食事を楽しんだ後の二軒目として、あるいは飲み足りない夜にも安心して利用できます。
店内はカウンター席が中心のため、一人でも気兼ねなく立ち寄れる雰囲気が流れています。すすきので美味しいお酒と料理を求めて夜の街をさまよう際には、ぜひ思い出してください。
営業日時 | 月~木、日: 18:00~翌1:00 (料理L.O. 翌0:00 ドリンクL.O. 翌0:30)金、土、祝前日: 18:00~翌3:00 (料理L.O. 翌2:00 ドリンクL.O. 翌2:30) |
住所 | 北海道札幌市中央区南4条西4丁目13番地2 第5グリーンビル B1F |
公式サイト | https://bar-de-pincho.owst.jp/ |
炭焼きBAR 倉庫|ワイン倉庫のようなお洒落な空間

すすきのの喧騒から少し離れたビルの中に、まるでワイン倉庫に迷い込んだかのようなユニークな空間が広がります。
それが「炭焼きBAR 倉庫」です。レンガ調の壁や樽をモチーフにしたテーブルが、非日常的な雰囲気を醸しだしています。
このお店の魅力は、ソムリエが世界中から厳選したワインと、こだわりの炭火焼き料理のマリアージュを楽しめる点です。特に看板メニューである「牛サガリの炭焼きステーキ」は、訪れたらぜひ味わってほしい逸品です。
絶妙な火加減で焼き上げられた牛サガリは、柔らかくジューシーで、噛むほどに肉の旨みが口いっぱいに広がります。ワインリストの豊富さも特筆すべきで、リーズナブルな価格で楽しめるボトルワインが多数揃っています。
そのため、グループでのパーティーや女子会で、色々な種類のワインを飲み比べるのも楽しいでしょう。営業時間が翌朝5時までと非常に長いのも、このお店の大きな特徴です。
一次会はもちろん、デートの二軒目や三次会など、時間を気にせずにゆっくりと過ごしたい夜に重宝します。お洒落な空間で美味しい肉料理とワインを心ゆくまで味わいたいなら、このお店は間違いのない選択です。
営業日時 | 18:00~翌5:00 |
住所 | 北海道札幌市中央区南3条西3 G DININGビル2F |
公式サイト | https://sumiyakibarsoko.owst.jp/ |
WINE厨房 月光|狸小路に佇む大人の隠れ家

歴史ある狸小路商店街の7丁目、少し落ち着いたエリアの2階に「WINE厨房 月光」は静かに佇みます。
まさに大人のための隠れ家と呼ぶにふさわしい、洗練された落ち着きのある空間が広がっています。店内は照明が落とされ、ゆったりとした時間が流れているため、日常の喧騒を忘れて食事と会話に集中できます。
このお店でぜひ味わいたいのが、看板メニューの「海の幸のパエリア」です。注文を受けてから一杯ずつ丁寧に炊き上げるパエリアは、魚介の出汁が米の芯までしっかりと染み込み、深い味わいを堪能できます。
料理だけでなく、スペイン産のワインを中心としたドリンクメニューの充実ぶりも見逃せません。料理との相性を知り尽くしたスタッフに相談すれば、あなたの好みに合った最高の組み合わせを提案してくれます。
料理とワインが互いを高め合う、素晴らしいマリアージュを体験できるでしょう。その上質な雰囲気から、大切な人との記念日や、特別な日のデートでの利用に特におすすめです。
予約をしてから訪れると、よりスムーズに席へ案内してもらえます。狸小路の奥に潜む名店で、忘れられない夜を過ごしてみてはいかがでしょうか。
営業日時 | 火~土、祝前日: 17:30~22:30 (料理L.O. 21:30)日、祝日: 17:30~22:00 (料理L.O. 21:00) |
住所 | 北海道札幌市中央区南3条西7丁目 狸小路7丁目 アーケード内2階 |
公式サイト | http://www.wine-gekko.com/ |
スペイン料理 Toro|創業30年以上の老舗

すすきのの華やかなネオン街から一本路地に入ると、そこには時が止まったかのような空間があります。
1988年の創業以来、30年以上にわたって札幌の地でスペインの家庭の味を守り続けてきた老舗、それが「スペイン料理 Toro」です。店内はどこか懐かしさを感じる温かい雰囲気に包まれており、初めて訪れた人でもリラックスして過ごせます。
このお店の歴史と誇りが詰まっているのが、創業以来変わらぬレシピで提供される「魚介のパエリア」です。長年の経験によって培われた技術で炊き上げるパエリアは、まさに本場のマンマの味。
派手さはありませんが、心にじんわりと染み渡るような優しい美味しさです。メニューには、パエリア以外にもスペインの家庭で日常的に食べられているような、素朴で味わい深い料理が並びます。
一品一品丁寧に作られた料理からは、作り手の温かい人柄が伝わってくるようです。長年、地元の人々に愛され続けてきた理由は、料理の美味しさだけではなく、このアットホームな雰囲気にあるのかもしれません。
流行に左右されない本物の味と、心温まる空間を求めているなら、ぜひ一度訪れてみてください。まるでスペインの田舎町にある食堂に迷い込んだかのような、素敵な食体験があなたを待っています。
営業日時 | 17:30 – 23:00 (不定休) |
住所 | 北海道札幌市中央区南3条西2丁目KT三条ビル地下1階 |
公式サイト | https://toro1988.jimdofree.com/ |
山猫バル|北海道食材を使った欧風家庭料理

札幌の中心部にありながら、木の温もりを感じさせるアットホームな雰囲気で迎えてくれるのが「山猫バル」です。
このお店のコンセプトは、北海道の豊かな大地で育まれた旬の食材を、スペイン料理をはじめとする欧風の家庭料理として提供する点にあります。そのため、メニューには季節ごとに変わる北海道の恵みがふんだんに盛り込まれています。
ランチタイムには、お得なセットメニューが人気で、特に「山猫バル特製パエリア」は多くの人が注文する看板メニューです。北海道産の魚介や野菜の旨みが凝縮されたパエリアは、ランチで気軽に味わうには贅沢すぎるほどのクオリティです。
ディナータイムは、ワインと共に楽しみたい多彩なタパスが充実します。旬の野菜を使ったサラダや、新鮮な魚介のマリネなど、素材の良さを活かしたシンプルな料理が中心です。
友人とのカジュアルなディナーや、仕事帰りに少しだけ飲みたい時など、様々なシーンで気軽に利用できます。北海道の食材とスペイン料理が見事に融合した、ここでしか味わえない料理の数々をぜひ堪能してください。
気取らない雰囲気の中で、美味しい料理とお酒を楽しみたい夜にぴったりの一軒です。
営業日時 | 月~金・祝前日: 11:30~15:00(L.O.14:30)、17:00~23:00(L.O.22:00)土: 17:00~23:00(L.O.22:00)日・祝日: 17:00~23:00(L.O.22:00) |
住所 | 北海道札幌市中央区北1条西2-11-1 23山京ビル1F |
公式サイト | https://h232405.gorp.jp/ |
札幌でスペイン料理店を選ぶ3つのポイント

ここまで札幌でおすすめのスペイン料理店を8軒紹介してきましたが、それぞれに個性があり、どのお店も魅力的だと感じたのではないでしょうか。
いざお店を選ぶ段階になると、選択肢が多いために迷ってしまうかもしれません。そこで、数あるお店の中から、今のあなたにぴったりの一軒をみつけるための具体的なポイントを3つ解説します。
これから解説するポイントを参考に、誰と、どんな目的で食事をするのかを考えながら、お店選びを進めてみてください。
シーンに合わせて選ぶ
まず最初に考えるべきなのは、どのような目的でスペイン料理店を利用するのか、そのシーンを具体的にイメージする作業です。
例えば、恋人とのデートや結婚記念日といった特別な日には、少し照明を落とした落ち着いた雰囲気の、隠れ家的なお店がふさわしいでしょう。会話を楽しみながら、ゆっくりと食事を味わえる空間が、二人の時間をより一層素敵なものにしてくれます。
一方で、気心の知れた友人たちとの女子会や食事会であれば、少し賑やかで活気のあるバルがおすすめです。豊富な種類のタパスをみんなでシェアしながら、ワイン片手に会話に花を咲かせる時間は、最高の思い出になります。
また、仕事帰りに一人でふらっと立ち寄りたい、という日もあるかもしれません。そのような場合には、カウンター席が用意されているお店を選ぶと、気兼ねなく自分のペースで食事とお酒を楽しめます。
このように、利用シーンを明確にすることで、お店の候補は自然と絞られてきます。
看板メニューで選ぶ
スペイン料理と一言でいっても、その内容は非常に多岐にわたります。
そのため、自分が「今、何を食べたいか」を基準にお店を選ぶのも、失敗しないための重要なポイントです。あなたは、魚介の旨みがたっぷりと詰まった絶品のパエリアを心ゆくまで堪能したいですか。
それとも、ジューシーな炭火焼きの肉料理を豪快に味わいたい気分でしょうか。あるいは、色々な種類の料理を少しずつ楽しみたいなら、ピンチョスやタパスのメニューが充実しているお店が向いています。
お店の公式ウェブサイトや、グルメサイトのレビューなどを事前に確認して、そのお店が特に力を入れている看板メニューは何かを調べてみましょう。この記事で紹介した各店舗のおすすめ商品を参考にするのも良い方法です。
自分の食の好みに正直になることで、最高の食体験に繋がります。
お店の雰囲気やアクセスで選ぶ
料理の味やメニューと同じくらい、お店全体の雰囲気も食事の満足度を大きく左右する要素です。
陽気な音楽が流れる賑やかなバルで、本場スペインの空気を感じながら食事を楽しみたいのか。それとも、静かで洗練されたレストランで、落ち着いて会話と料理を味わいたいのか。
自分が心地よいと感じる空間はどちらかを考えてみましょう。お店の内装写真などをチェックすると、雰囲気を掴みやすいです。
また、実用的な観点から、お店の場所やアクセス方法、営業時間を事前に確認しておく作業も忘れてはいけません。特に、大人数での集まりや、食事の後に予定がある場合は、全員がアクセスしやすい駅近のお店を選ぶとスムーズです。
仕事帰りに利用するなら、職場の近くや通勤経路にあるお店が便利でしょう。二軒目、三軒目として利用する可能性も考慮して、深夜まで営業しているかどうかも確認しておくと安心です。
札幌でおすすめのスペイン料理まとめ
この記事では、美食の街・札幌で訪れるべき、おすすめのスペイン料理店を8軒厳選して紹介しました。
さらに、お店選びで後悔しないための3つの具体的なポイントもあわせて解説しましたが、あなたが行ってみたいと感じるお店はみつかりましたか。全国レベルの実力を誇るパエリアの名店から、北海道の食材を活かした個性派バル、そして地元で長年愛される老舗まで、札幌には魅力的なスペイン料理店が数多く存在します。
この記事で得た情報を参考にして、ぜひ実際に足を運び、本場スペインの情熱的な料理を心ゆくまで堪能してください。美味しい料理と素晴らしいワインが、あなたの日常に彩りを与え、素敵なひとときを演出してくれるはずです。