札幌が「スイーツの王国」と称される背景には、いくつかの理由が存在します。
まず、ケーキ作りに欠かせない小麦や砂糖、そして何よりも新鮮な牛乳や生クリームといった高品質な原材料が、この広大な大地で豊富に生産されているからです。
恵まれた食材を求めて、全国から腕利きのパティシエが集まり、日々互いに切磋琢磨しながら、独創的で質の高いスイーツを生み出しています。
この記事では、そんな魅力あふれる札幌のケーキ店の中から、特別な日を彩るホールケーキ、大切な人への贈り物にしたい焼き菓子、そして自分自身へのご褒美にしたい珠玉の逸品まで、様々なシーンに合わせて選び抜いた16の店舗を紹介します。
最後までご覧いただければ、あなたのお気に入りのケーキが見つかるでしょう。
- 地元民が選ぶ絶品ケーキ店おすすめ16選
- パティスリーシイヤ|札幌スイーツ界を牽引する実力派の名店
- Bon Vivant(ボン・ヴィバン)|チョコレート好きを唸らせる大人のパティスリー
- Sweet Lady Jane(スイート・レディ・ジェーン)|本場の味!アメリカンスタイルのパイが絶品
- GOZO|一度は食べたい!行列のできるバスクチーズケーキ専門店
- ル・パティシエ・フルタ|地域住民に愛され続けるアットホームな名店
- ビーネマヤ|札幌で出会う、本格ドイツ・オーストリア伝統菓子の世界
- ケーキハウス アルディ|喫茶スペースで寛げる、街の愛されケーキ屋さん
- YOSHI.|芸術的なフォルムに心奪われるモダンパティスリー
- スイートオーケストラ わらく堂 本店|和と洋が奏でる新食感スイーツのハーモニー
- きのとや|札幌市民の日常に寄り添う、信頼の総合スイーツ店
- フルーツケーキファクトリー|旬の果実が主役の、きらめくタルト専門店
- 森彦|スペシャルティコーヒーと楽しむ、至高のマリアージュ
- ボーノボーノ|北海道産チーズの旨味を凝縮したスティックチーズケーキ
- pâtisserie OKASHI GAKU|SNSで話題沸騰!自動販売機で買えるショートケーキ缶
- 廣川菓子製作所|洗練を極めた、シンプルで美しい創作菓子
- T’CAFE|地上160mの絶景と共に味わう、天空のスイーツプレート
- もう迷わない!札幌で最高のケーキを見つけるための選び方
- お気に入りのケーキと共に札幌で素敵な思い出を
地元民が選ぶ絶品ケーキ店おすすめ16選
札幌在住のライターが選ぶおすすめのケーキ店を、下記の16店舗まで厳選しました。
- パティスリーシイヤ
- Bon Vivant(ボン・ヴィバン)
- Sweet Lady Jane(スイート・レディ・ジェーン)
- GOZO
- ル・パティシエ・フルタ
- ビーネマヤ
- ケーキハウス アルディ
- YOSHI.
- スイートオーケストラ わらく堂 本店
- きのとや
- フルーツケーキファクトリー
- 森彦
- ボーノボーノ
- pâtisserie OKASHI GAKU
- 廣川菓子製作所
- T’CAFE
それでは、各店舗が誇る看板商品や、その味わいの秘密にも深く迫ります。あなたの「食べたい」がきっとここにあります。
パティスリーシイヤ|札幌スイーツ界を牽引する実力派の名店

札幌のスイーツ激戦区、円山エリアにおいて、常にトップクラスの人気を誇るのが「パティスリーシイヤ」です。
その扉はひっきりなしにお客さんが訪れます。オーナーシェフは、フランスでの厳しい修行を経てその腕を磨いた実力派。
シェフが生み出すケーキは、伝統的なフランス菓子の技術を基盤としながらも、現代的な感性が加わった、洗練された逸品ばかりです。ショーケースに並ぶ姿は、まるで宝石のように輝き、見る人の心を奪います。
数あるケーキの中でも、特に秋から冬にかけて登場する季節限定の「モンブラン」を求めるファンは後を絶ちません。熊本県産の風味豊かな和栗を贅沢に使用したマロンクリームは、栗本来の濃厚な甘みと香りを存分に感じられます。
そのクリームを支えるのは、サクッとした軽やかな食感のメレンゲと、全体のバランスを整える甘さ控えめの生クリーム。それぞれのパーツが見事に調和し、口の中で一体となる瞬間の幸福感は格別です。
生菓子だけでなく、フィナンシェやマドレーヌといった焼き菓子も充実しているため、大切な方への手土産選びにも間違いのない一軒といえます。
営業日時 | 1:00 – 19:00定休日: 水曜日・木曜日 |
住所 | 北海道札幌市中央区北5条西21-1-15 |
公式サイト | https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010105/1000154/ |
Bon Vivant(ボン・ヴィバン)|チョコレート好きを唸らせる大人のパティスリー

「Bon Vivant(ボン・ヴィバン)」は、チョコレートへの深い愛情と情熱を感じられるパティスリーです。
店内は黒を基調としたシックでモダンな雰囲気に包まれています。ショーケースには、シェフの美意識が隅々まで行き届いた、芸術品のように美しいケーキがずらりと並び、訪れる人を魅了します。
チョコレート好きならば、この空間にいるだけで心が満たされるでしょう。このお店を訪れたなら、まず味わってほしいのがスペシャリテの「グラッパ」です。
カカオの風味が際立つ濃厚なチョコレートムースに、ブドウの蒸留酒であるグラッパの芳醇な香りをまとわせた、まさに大人のためのチョコレートケーキ。滑らかな舌触りのムースがゆっくりと溶けていく中で、グラッパの華やかな香りが鼻に抜け、深い余韻を残します。
営業日時 | 11:00~18:00定休日: 月曜日・火曜日 (月曜祝日の場合は営業) |
住所 | 北海道札幌市中央区北4条西20丁目1-1 スペチアーレ420 1F |
公式サイト | https://bon-vivant22.com/ |
Sweet Lady Jane(スイート・レディ・ジェーン)|本場の味!アメリカンスタイルのパイが絶品

サッポロファクトリー内にある「Sweet Lady Jane(スイート・レディ・ジェーン)」。
アメリカンカントリー調で統一された可愛らしい店内は、訪れるだけで温かい気持ちにさせてくれます。このお店の看板商品は、創業以来変わらぬレシピで作り続けられる、古き良きアメリカの家庭を思わせるパイやタルトです。
どこか懐かしく、そして心からほっとするような優しい味わいが、長年にわたり幅広い世代から愛されています。特に一度は味わいたいのが、定番の「アップルパイ」。
パイ生地の中には、シャキシャキとした食感を残すように大きめにカットされたリンゴがぎっしりと詰まっています。口に運ぶと、リンゴの甘酸っぱさと、豊かに香るシナモンの風味が一体となり、たまらない美味しさを生み出します。
他にも、クリームチーズをたっぷり使った濃厚な「チーズケーキ」や、何層にも重なったクレープ生地とクリームが美しい「ミルクレープ」も不動の人気を誇ります。一つひとつがボリューム満点でありながら、甘さは控えめ。
アメリカンケーキの魅力を存分に味わえる一軒です。
営業日時 | 営業時間: 10:00~20:00定休日: なし |
住所 | 北海道札幌市中央区北3条東5-5 岩佐ビル1F |
公式サイト | https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010102/1003089/ |
GOZO|一度は食べたい!行列のできるバスクチーズケーキ専門店

ひときわ強い存在感を放つのが、バスクチーズケーキのテイクアウト専門店「GOZO」です。
メニューはサイズの異なるバスクチーズケーキのみという、専門店ならではの潔さが、その味への絶対的な自信を物語っています。週末にもなれば、その味を求めて多くの人が列を作る光景も珍しくありません。
「GOZO」のバスクチーズケーキは、北海道産のクリームチーズをはじめ、厳選された素材のみを使用して作られます。高温のオーブンで一気に焼き上げるため、表面は黒く焦げていて香ばしく、中心に近づくにつれて、とろりとしたレアチーズケーキのような滑らかな食感に変化します。
口に含むと、まずチーズの濃厚なコクと豊かな風味が広がり、続いて焦げた表面のほろ苦さが全体を引き締めます。甘さと塩味、そして苦味の絶妙なハーモニーは、まさに「男前チーズケーキ」と称されるにふさわしい逸品。
ワインとの相性も抜群で、自分への少し贅沢なご褒美や、センスの光る手土産として活躍します。
営業日時 | 9:00~18:00定休日: 水曜日 |
住所 | 北海道札幌市中央区南六条西17丁目2-5 |
公式サイト | https://gozo.jp/ |
ル・パティシエ・フルタ|地域住民に愛され続けるアットホームな名店

「ル・パティシエ・フルタ」。
ここは、流行の最先端を追いかけるのではなく、地域の人々の日常に寄り添い、長年にわたって愛され続ける、心温まるパティスリーです。店内には、オーナーシェフの温厚な人柄がにじみ出るような、優しくアットホームな空気が流れています。
ショーケースを覗けば、誰もが知っている定番のショートケーキやチョコレートケーキから、旬のフルーツを活かした季節感あふれる創作ケーキまで、実直で丁寧な仕事ぶりがうかがえる品々が並びます。このお店の真骨頂は、誕生日や記念日といった、家族の特別なひとときを彩るデコレーションケーキにあります。
特に「生デコレーションケーキ」は、多くのリピーターを持つ看板商品です。きめ細かく、しっとりと焼き上げられたスポンジ生地は、口に入れると、ふわっと軽やかにほどけます。
そのスポンジを優しく包むのは、北海道産の新鮮な牛乳から作られた、コクがありながらも後味はすっきりとした生クリーム。そして、ケーキの上には、その時期に一番美味しい旬のフルーツが惜しげもなく飾られます。
シンプルだからこそ、素材の良さとパティシエの確かな技術が光る逸品。家族の笑顔の真ん中に、いつもこのケーキがある。そんな、地域にとってかけがえのない存在です。
営業日時 | 10:00~16:00定休日: 毎週火曜日 |
住所 | 北海道札幌市東区本町1条2丁目1-10 |
公式サイト | http://le-pattissier-furuta.com/ |
ビーネマヤ|札幌で出会う、本格ドイツ・オーストリア伝統菓子の世界

華やかで軽やかなフランス菓子が主流の札幌において、質実剛健で奥深いドイツ・オーストリアの伝統菓子を専門に提供する「ビーネマヤ」は、極めて貴重な存在です。
その本格的な味わいを求めて、遠方から足を運ぶファンも少なくありません。オーナーは、本場ドイツで「マイスター」の称号を得た実力者。
その手から生み出されるお菓子は、流行に左右されない、普遍的な美味しさをたたえています。ずっしりと重厚感のあるケーキが多く、一口食べれば、その力強い味わいと満足感に、きっと心も満たされるでしょう。
このお店を代表するケーキといえば、ウィーンの至宝と称される「ザッハトルテ」をおいて他にありません。艶やかなチョコレートのコーティングが美しい、風格漂う一品です。
濃厚でしっかりとしたチョコレート生地の間には、甘酸っぱいアプリコットジャムが薄く塗られており、その酸味がチョコレートの重厚な甘みに、爽やかなアクセントを加えます。伝統に忠実に、砂糖のシャリっとした食感を残したチョコレートの糖衣(グラズール)で全体を覆うのが本場のスタイル。
日本の一般的なケーキとは一線を画す、媚びない味わいと豊かな風味は、コーヒーとの相性も抜群です。札幌にいながらにして、かの地のカフェ文化に思いを馳せる、そんな優雅なひとときを演出します。
営業日時 | 11:00~18:00 (月・水~日)定休日: 火曜日 |
住所 | 北海道札幌市白石区本通7南7-27 ハイムミント1F |
公式サイト | http://gourmettown.net/bienmaja/ |
ケーキハウス アルディ|喫茶スペースで寛げる、街の愛されケーキ屋さん

札幌市東区、地下鉄新道東駅からほど近いところに根を下ろす「ケーキハウス アルディ」。
ここは、子どもからお年寄りまで、三世代にわたって地域住民に愛される、まさに「街のケーキ屋さん」という言葉がぴったりの一軒です。親しみやすい雰囲気の店内には、喫茶スペースが併設されており、買い物帰りの主婦や、おしゃべりに花を咲かせる友人同士など、いつも多くの人で賑わいを見せています。
ショーケースには、誰もが好きな王道のショートケーキから、夢のあるキャラクターデコレーションケーキまで、幅広いラインナップが揃い、訪れる人の様々な要望に応えてくれます。選んだケーキをその場で楽しめるのは、喫茶スペースを持つお店ならではの特権。
美味しいケーキと温かい飲み物で、ゆったりとした午後のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
営業日時 | 10:00~19:00(喫茶L.O. 18:00)定休日: 月曜日(祝日と行事の場合は翌日) |
住所 | 札幌市東区北34条東17丁目1-26 |
公式サイト | https://cakehouse-hardi.com/ |
YOSHI.|芸術的なフォルムに心奪われるモダンパティスリー

洗練されたスイーツを求める人々が訪れる「YOSHI.」。
ここは、単なるケーキ店という枠を超え、まるでアートギャラリーのような趣を持つモダンなパティスリーです。オーナーシェフの研ぎ澄まされた感性が注ぎ込まれたケーキは、いずれも独創的で美しいフォルムを誇ります。
ショーケースに並ぶその姿は、食べるのが惜しくなるほどの完成度。訪れる人は、まずその凛とした佇まいに目を奪われ、次にどんな味わいが隠されているのかと、想像力を掻き立てられます。
記念日や特別な日のために、記憶に残るケーキを選びたい。そんなときに訪れたい、特別な一軒です。
営業日時 | 09:00~18:00 |
住所 | 札幌市西区西野10条8丁目2-7 |
公式サイト | https://www.yoshi2.com/ |
スイートオーケストラ わらく堂 本店|和と洋が奏でる新食感スイーツのハーモニー

「スイートオーケストラ わらく堂」は、その名の通り、和と洋の素材や技術が美しいハーモニーを奏でる、独創的なスイーツを生み出す工房です。
特にチーズを使ったお菓子作りには定評があり、他では決して真似のできないユニークな発想で、数々のヒット商品を生み出してきました。そのキャッチーなネーミングと確かな美味しさは、テレビや雑誌などのメディアでも頻繁に取り上げられ、お土産やギフトとしての需要も絶えません。
新しい美味しさを追求し続ける探求心が、このお店の魅力の源泉です。
営業日時 | 10:00〜17:30定休日: 年末年始を除き年中無休 |
住所 | 札幌市白石区栄通7丁目6-30 |
公式サイト | https://www.warakudo.co.jp/ |
きのとや|札幌市民の日常に寄り添う、信頼の総合スイーツ店

誕生日、記念日、手土産、そして普段のおやつ。
札幌市民のあらゆるスイーツシーンにおいて、まず名前が挙がるのが「きのとや」です。市内に複数の店舗を展開し、その圧倒的な知名度と人気は、まさに札幌を代表する存在といえるでしょう。
きのとやの強みは、なんといってもその盤石の総合力にあります。デコレーションケーキから小さな生菓子、焼き菓子、ギフトセットまで、どんな要望にも応える豊富な品揃え。
そして、そのすべてが高い品質を保っているという信頼感が、長年にわたり人々から支持され続ける理由です。数ある人気商品の中でも、きのとやの名を全国に轟かせた立役者が「チーズタルト」です。
店舗に併設された工房で焼き上げるため、お店の周りにはいつも、バターとチーズの甘く香ばしい香りが漂います。タルト生地は2度焼きすることで、サクサクとした最高の食感を実現。その中に注がれるのは、3種類のチーズをブレンドした、ふわふわでとろけるような口当たりのチーズムースです。
濃厚でありながら、後味はさっぱりとしていて、一つ、また一つと手が伸びてしまいます。札幌の思い出と共に、ぜひ味わっていただきたい逸品です。
営業日時 | 9:00~20:00(KINOTOYA cafe:10:00~19:00)定休日: 1月1日 |
住所 | 札幌市白石区東札幌3条5丁目1-20 |
公式サイト | https://www.kinotoya.com/ |
フルーツケーキファクトリー|旬の果実が主役の、きらめくタルト専門店

その名の通り、新鮮なフルーツが主役のタルト専門店「フルーツケーキファクトリー」。
札幌市内に複数の店舗を構え、どの店舗のショーケースにも、まるで宝石箱のように色とりどりのタルトがずらりと並びます。このお店のこだわりは、全国からその時期に一番美味しい旬のフルーツを厳選し、タルトの上に惜しげもなく盛り付けること。
いちご、シャインマスカット、マンゴー、白桃など、季節の移ろいとともに、ショーケースの主役も変わっていきます。その鮮やかで華やかな見た目は、誰もが思わず足を止め、心をときめかせるほどの魅力をもっています。
このお店で選ぶべきは、間違いなく「季節のフルーツタルト」です。例えば初夏には、大粒のさくらんぼがぎっしりと敷き詰められたタルト、秋には、栗や洋梨を使った濃厚な味わいのタルトが登場します。
タルトの土台は、フルーツの水分を吸っても損なわれないよう、ザクザクとした力強い食感を残して焼き上げられています。その上に、フルーツの風味を引き立てる甘さ控えめのカスタードクリーム、そして主役である瑞々しいフルーツがたっぷりと飾られます。
口に運べば、果実そのもののフレッシュな甘みと酸味が弾け、カスタードの優しいコクとタルトの香ばしさが一体となって広がります。旬の恵みを存分に味わえる、これ以上ない贅沢な一品です。
営業日時 | 0:00~21:00(イートインカフェラストオーダー18:30) |
住所 | 札幌市厚別区大谷地東3丁目3-20 CAPO大谷地1階 |
公式サイト | https://www.fruitscakefactory.com/ |
森彦|スペシャルティコーヒーと楽しむ、至高のマリアージュ

札幌のコーヒー文化を語る上で欠かせない存在、それが「森彦」です。
どの店舗も独自のコンセプトと世界観をもち、多くの人々を魅了し続けています。森彦の魅力は、コーヒーだけにとどまりません。
そこで提供されるスイーツはすべて、「コーヒーと共に味わうことで、その魅力が最大限に引き出されること」を第一に考えて作られています。甘さや香りを緻密に計算し、コーヒーとの最高の”マリアージュ”を生み出す、大人のための上質なスイーツが揃っています。
森彦のスイーツの中でも、長年愛され続ける定番が「ガトーフロマージュ」です。見た目は非常にシンプルながら、その味わいは深く、力強い。
北海道産のクリームチーズを贅沢に使用した生地は、みっしりと密度が高く、ねっとりとした滑らかな舌触りが特徴です。チーズの濃厚なコクと、穏やかな酸味、そして土台のクッキー生地のほのかな塩味が、複雑に絡み合います。
この濃厚なチーズケーキに、森彦自慢の深煎りスペシャルティコーヒーを合わせれば、互いの風味が反響し、より一層深い味わいの世界が広がります。静かで趣のある空間で、コーヒーとケーキが織りなす至高のひとときを体験してみてください。
営業日時 | 9:00-19:00 (L.O. 18:30)年末年始休あり |
住所 | 北海道札幌市中央区南2条西26丁目2-18 |
公式サイト | https://www.morihico.com/ |
ボーノボーノ|北海道産チーズの旨味を凝縮したスティックチーズケーキ

「ボーノボーノ」は、北海道産の良質なクリームチーズの美味しさを、もっと手軽に、もっとたくさんの人に届けたいという想いから生まれたチーズケーキ専門店です。
このお店の最大の特徴は、そのユニークなスティック状のフォルム。片手で気軽に食べられるため、街歩きのお供や、オフィスでのちょっとしたおやつ、そして気取らない手土産にもぴったりです。
店内には、プレーンからチョコレート、かぼちゃ、ハスカップといった北海道らしいフレーバーまで、多彩なスティックチーズケーキが並びます。初めて訪れるなら、まずはブランドの原点であるプレーン味の「BUONOBUONO」を味わうのがおすすめです。
北海道産のクリームチーズをふんだんに使用し、低温でじっくりと湯煎焼きすることで、驚くほど滑らかでクリーミーな口当たりを実現しています。一口食べると、チーズ本来の豊かなコクと爽やかな酸味が口いっぱいに広がり、濃厚でありながら、後味はさっぱり。
素材の良さをストレートに感じられる、実直な美味しさです。北海道の恵みがぎゅっと詰まった美味しさを、ぜひ気軽に体験してみてください。
営業日時 | 11:00~18:00(カフェオーダーストップ 16:30)定休日: 年中無休 |
住所 | 北海道札幌市中央区南6条西24丁目1-18 ワイズ南円山1F |
公式サイト | https://www.buono-buono.com/ |
pâtisserie OKASHI GAKU|SNSで話題沸騰!自動販売機で買えるショートケーキ缶

札幌の夜の文化として定着した「シメパフェ」。
そのブームの火付け役である「夜パフェ専門店 パフェテリア パル」などを運営するGAKUが手掛ける、新しいスタイルのパティスリーです。このお店を象徴するのが、SNSで瞬く間に拡散され、全国的な知名度を獲得した「ショートケーキ缶」。
透明な缶の中に、スポンジ、生クリーム、そしてフルーツが美しい層をなして詰められており、その斬新なビジュアルは多くの人々の心を鷲掴みにしました。さらに、24時間いつでも購入可能な自動販売機を設置したことも大きな話題を呼び、札幌の新たな観光名所の一つとなっています。
もちろん、その魅力は見た目や話題性だけではありません。主役のショートケーキは、北海道産の新鮮な生クリームをたっぷりと使用し、口溶けの良いジェノワーズ(スポンジ生地)と、みずみずしいフルーツを組み合わせて作られています。
パフェ専門店が作るだけあり、クリームの甘さや全体のバランスは絶妙。缶でありながら、本格的なパティスリーの味わいをたのしめます。
スプーン一本で気軽に食べられ、持ち運びがしやすい点も大きなメリット。札幌散策のお供に、そして話のタネになるお土産に、この革新的なケーキを体験してみてはいかがでしょうか。
営業日時 | 日・月・火・水・木・祝日: 18:00 ~ 24:00 (L.O. 23:30)金・土・祝前日: 18:00 ~ 26:00 (L.O. 25:30) |
住所 | 北海道札幌市中央区南4条西2丁目10-1 南4西2ビル |
公式サイト | https://risotteria-gaku.net/okashi-gaku |
廣川菓子製作所|洗練を極めた、シンプルで美しい創作菓子

札幌のスイーツ激戦区・円山エリアに、凛とした空気をまとって佇む「廣川菓子製作所」。
白を基調としたミニマルな店内は、まるでモダンアートのギャラリーのよう。そこに並ぶケーキもまた、余計な装飾を一切削ぎ落とした、シンプルで洗練されたデザインのものばかりです。
オーナーシェフの揺るぎない美意識が隅々にまで貫かれており、一つひとつのケーキが静かな存在感を放っています。その見た目のシンプルさとは裏腹に、味わいは非常に緻密で、素材の組み合わせや香りの使い方には、っとさせられる独創性が光ります。
甘いものが得意でない方にも推薦できる、上質で知的な味わい。本物のお菓子を求める大人にこそ、訪れてほしい名店です。
営業日時 | 11:00 – 19:00定休日: 不定休 |
住所 | 北海道札幌市中央区大通り西22-3-1 F022円山 1F |
公式サイト | https://hirokawa-kashi.com/#1 |
T’CAFE|地上160mの絶景と共に味わう、天空のスイーツプレート

札幌駅直結のJRタワー展望室T38。
その中に位置するのが「T’CAFE」です。このカフェ最大の魅力は、なんといってもその圧巻のロケーション。地上160メートルの高さから、広大な石狩平野と、碁盤の目状に広がる札幌の街並みを360度見渡せます。
昼はどこまでも続く青空、夜は宝石のようにきらめく夜景。時間と共に表情を変える絶景を眺めながら過ごすティータイムは、日常を忘れさせてくれる、何物にも代えがたい贅沢な体験です。
展望室への入場料はかかりますが、その価値は十分にあります。旅の思い出作りや、特別な記念日にもふさわしい、まさに天空のカフェといえるでしょう。目の前に広がる札幌の絶景が、最高のスパイスとなり、スイーツの味わいをより一層引き立ててくれます。
美味しいスイーツと素晴らしい景色、その二つが揃えば、会話も自然と弾みます。札幌の街を自分のものにしたような気分で、優雅なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
営業日時 | 10:00~22:00定休日: 無休 |
住所 | 北海道札幌市中央区北5条西2 JRタワーさっぽろ38F |
公式サイト | https://www.jr-tower.com/t38_tcafe |
もう迷わない!札幌で最高のケーキを見つけるための選び方

ここまで16の魅力的なケーキ店を紹介してきましたが、「選択肢が多すぎて、かえって迷ってしまう」と感じる方もいるかもしれません。
そこで、あなたの目的や好みにぴったりの一店を見つけるための、具体的な3つの選び方を提案します。この視点をもてば、数ある名店の中から、あなたのための最高のケーキがきっと見つかります。
①利用シーンで選ぶ
まずは、「誰と、どんな目的で」ケーキを求めるのかを考えてみましょう。
例えば、大切な人の誕生日や記念日を祝うなら、主役を喜ばせる華やかなホールケーキや、オリジナルのデコレーションに対応してくれるお店が頼りになります。手土産やギフトとして持参する場合には、個包装されていて分けやすい焼き菓子や、お土産話になるようなユニークな商品が揃うお店が重宝します。
そして、自分自身へのご褒美としてじっくり味わいたいなら、こだわりの空間でイートインができるカフェ併設のパティスリーや、絶景を望む特別なカフェが、心満たされる時間を提供してくれます。
②ケーキの種類で選ぶ
もしあなたの「食べたいケーキ」の種類がはっきりと決まっているなら、そのジャンルに特化した専門店を訪れるのが近道です。
例えば、濃厚なチーズケーキが無性に食べたくなったなら、世界中のチーズを扱うお店や、バスクチーズケーキの専門店へ足を運べば、期待を超える一品に出会える確率が高まります。フルーツたっぷりのタルトが目当てなら、旬の果物を主役にしたタルト専門店が間違いありません。
カカオの深い世界に浸りたい気分なら、チョコレートに情熱を注ぐショコラティエが手掛けるパティスリーを訪れれば、より専門的で奥深い味わいを体験できるでしょう。
③エリアで選ぶ
旅行の行程や、その日の行動範囲に合わせてお店を選ぶのも、賢い方法です。
札幌駅や大通エリアは、交通の便が良く、観光や買い物のついでに立ち寄りやすいお店が集まっています。円山エリアは、舌の肥えた地元マダムも通う、実力派パティスリーがひしめく激戦区。
レベルの高い味を求めるなら、このエリアを散策するのがおすすめです。そして、中心部から少し離れた郊外の住宅街には、長年地元の人々に愛され、その地域の暮らしに根付いた、温かみのある名店が点在しています。
それぞれのエリアの特色を理解し、あなたの目的に合わせてお店を探してみてください。
お気に入りのケーキと共に札幌で素敵な思い出を
スイーツの王国・札幌には、今回紹介した16店舗以外にも、数えきれないほどの素晴らしいケーキ店が存在します。
老舗の伝統的な味わいから、新進気鋭のモダンな感性、そして独創的なアイデアが光る一品まで、その個性は実に様々です。この記事が、あなたのケーキ店選びの一助となれば幸いです。
誕生日のお祝いに、大切な人への贈り物に、あるいは頑張った自分へのご褒美に。お気に入りのケーキを見つけて、札幌でのひとときを、より甘く、より素敵な思い出にしてください。