サクッと軽やかな衣を噛むと、中から美しい赤身の断面が現れる。
とんかつとは全く異なる、牛肉ならではの凝縮された旨みと柔らかな食感が魅力の「牛カツ」。今、札幌ではこの牛カツを専門に扱うお店や、こだわりの一品として提供する名店が増えています。
この記事を読めば、レアに揚げたカツを自分好みの焼き加減で楽しめる専門店から、長年愛される老舗洋食店、そしてこだわりの出汁で味わう隠れ家まで、札幌で本当に美味しい牛カツが味わえるお店がわかります。あなたの「今日の気分」にぴったりの、必食の一軒をみつけてください。
札幌で味わうべき絶品牛カツ!個性豊かな名店5選
- 牛かつ いち華
- 洋食屋 グリルラパン
- 牛カツと出汁のbaran 円山裏参道店
- 道産八雲牛と旬の野菜 かんべぇ。
- 牛かつと海鍋 平田 二条市場本店
ここからは、札幌を訪れたならぜひ味わってほしい、選りすぐりの牛カツの名店を5軒紹介します。
自分で焼き加減を調整できるライブ感が楽しい専門店、伝統のデミグラスソースで味わう老舗、そしてこだわりの出汁で楽しむ新感覚のお店まで、札幌の牛カツシーンの多様性がわかる実力派が揃いました。それぞれのお店のこだわりやおすすめメニューを詳しく解説しますので、お気に入りのお店をみつけてください。
牛かつ いち華|自分好みの焼き加減で楽しむ、行列のできる専門店

札幌の牛カツシーンを語る上で欠かせない存在が、絶大な人気を誇る専門店「いち華」です。
高温の油を使い、数十秒という短時間で揚げられた牛カツは、衣はサクサク、中は美しいレア状態で提供されます。おすすめの商品は、もちろん「牛かつ定食」です。
最初はレアのまま、次は少し焼いてミディアムで、と焼き加減を変えながら味わえます。豊富な種類のタレや薬味で味の変化を楽しみながら、最後まで熱々の状態で食べられるのも嬉しい配慮です。
営業日時 | 11:00~21:00 |
住所 | 北海道札幌市北区新琴似8条1丁目1-46 |
公式サイト | https://www.ichihana-gyuukatsu.com/ |
洋食屋 グリルラパン|老舗洋食店が作る、伝統の牛ヒレカツレツ

長年にわたり、地元の人々の舌を喜ばせ続けてきた本格派の老舗洋食店が「グリルラパン」です。
いわゆるレアで提供される現代的な牛カツとは一線を画す、古き良き時代の伝統的な「牛ヒレ肉のカツレツ」を味わえます。おすすめの商品は、もちろん「牛ヒレ肉のカツレツ」です。
厳選された牛ヒレ肉を丁寧に揚げ、手間暇かけて作られた濃厚なデミグラスソースをたっぷりとかけた一皿は、まさに洋食の王道。ナイフを入れればスッと切れる肉の柔らかさと、ソースの深いコクが口の中で一体となります。
流行に左右されない本物の味を、落ち着いた雰囲気の中でじっくりと堪能したい人に訪れてほしい名店です。
営業日時 | 11:30~15:00 (L.O. 14:30), 17:00~21:00 (L.O. 20:30) |
住所 | 北海道札幌市中央区南17条西6丁目4-1 ラパンビル1F |
公式サイト | http://www.grill-lapin.com/ |
牛カツと出汁のbaran 円山裏参道店|こだわりの出汁で味わう、大人の隠れ家

お洒落な飲食店が数多く集まる円山エリアで、一味違う独創的な牛カツを味わえるのが「baran」です。
裏参道沿いのビルの地下にひっそりと佇む店内は、まさに大人の隠れ家。落ち着いた雰囲気の中で、ゆっくりと食事と会話を楽しめます。おすすめは、もちろん「名物 牛カツ」です。
一度で何度も美味しい、新しい牛カツの楽しみ方を提案してくれる一軒です。
営業日時 | 18:00~24:00 |
住所 | 北海道札幌市中央区南1条西22丁目2-5 ロ・スフォンドB1F |
公式サイト | https://baranmaruyama.com/ |
道産八雲牛と旬の野菜 かんべぇ。|北海道のブランド牛を味わう居酒屋牛カツ

北海道ならではの、こだわりのブランド牛を使った牛カツが食べたいなら「かんべぇ。」
がおすすめです。北24条エリアに位置するこの居酒屋は、その名の通り、道南でのびのびと育ったブランド和牛「八雲牛」と、旬の道産野菜を主役にしています。おすすめの商品は、もちろん「八雲牛の牛かつ」です。
赤身の旨みが強く、脂がしつこくない八雲牛は、牛カツにすることでその魅力が一層引き立ちます。さっぱりとしながらも、噛むほどに肉本来の深い味わいが口の中に広がります。
北海道の地酒や、他の道産食材を使った一品料理と共に、牛カツをディナーの主役として楽しめるのが居酒屋ならではの魅力です。
営業日時 | 月~水, 金, 土: 11:00~15:00 (L.O. 14:30), 17:00~23:00 (L.O. 22:00)日: 11:00~23:00 (L.O. 22:00)定休日: 木曜日 |
住所 | 北海道札幌市北区北24条西4丁目3-3 三福ビル2F |
公式サイト | https://www.hotpepper.jp/strJ003577001/ |
牛かつと海鍋 平田 二条市場本店|市場の活気と共に。朝から楽しめる牛カツ

札幌の台所として知られ、観光客で賑わう「二条市場」。
その市場の中に店を構える「平田」は、他にはないユニークな体験を提供してくれます。このお店は朝9時から営業しており、なんと「朝牛カツ」が楽しめるのが最大の特徴です。
おすすめはもちろん「牛かつ定食」です。市場の活気ある雰囲気を感じながら、朝から揚げたての牛カツで一日を始めるエネルギーをチャージできます。
海産物のイメージが強い市場であえて絶品の牛カツを食べる、という意外性も旅の思い出を楽しく彩ってくれるでしょう。朝の市場散策とセットで訪れたい、札幌でも特に個性的な一軒です。
営業日時 | 月, 水: 9:00~17:00 (L.O. 16:00)木~土: 9:00~22:00 (L.O. 21:00)日: 9:00~17:00 (L.O. 16:00)定休日: 火曜日 |
住所 | 北海道札幌市中央区南三条東1-7 新二条市場 |
公式サイト | https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010103/1059245/ |
どう選ぶ?札幌牛カツ店の選び方3つのポイント

ここまで個性豊かな5つの名店を紹介してきました。
しかし、選択肢が多いと「結局どのお店に行けば良いのかわからない」と悩んでしまうかもしれません。そこで、ここからはあなたの好みやその日の気分に合わせて、最高の一軒をみつけるための「選び方」を3つの視点から提案します。
ぜひ参考にして、あなたにぴったりの牛カツ店を選んでください。
①「牛カツのスタイル」で選ぶ!レア仕上げか、伝統の洋食か
まずは、あなたが食べたい牛カツの「スタイル」に注目してみましょう。
衣はサクサク、中は美しいレアの状態で提供され、自分好みの焼き加減に仕上げる現代的なスタイルが好みなら、専門店の牛カツがおすすめです。一方で、中までしっかりと火が通り、濃厚なデミグラスソースがたっぷりかかった、古き良き時代の伝統的な「ビフカツ(牛カツレツ)」を味わいたいなら、老舗の洋食店が良いでしょう。
また、最後に出汁をかけてお茶漬けのように楽しむ独創的なスタイルもあり、提供方法で選ぶのも楽しいものです。
②「利用シーン」で選ぶ!ランチかディナーか、朝食か
「いつ」「誰と」食事をするのかという利用シーンも、お店選びの重要なヒントになります。
牛カツをメインに据えた定食として、ランチで手早く楽しみたいなら、専門店がぴったりです。友人や同僚と、夜にお酒や他の料理と共にゆっくりと楽しみたいなら、居酒屋メニューも豊富なダイニングが良い選択肢になります。
さらに、札幌ならではのユニークな体験として、市場観光と合わせて朝から牛カツを楽しむ、という特別な選択肢もあります。あなたのその日のプランに合わせてお店を選びましょう。
③「体験価値」で選ぶ!自分で焼く楽しさか、ブランド牛か
食事そのものの「体験」に注目するのも、お店選びの面白い視点です。
ただ食べるだけでなく、自分でレアの牛カツを熱々の石板で焼くという、五感で楽しむインタラクティブな体験をしたいなら、そうしたスタイルのお店がおすすめです。また、「八雲牛」といった、そのお店でしか味わえない北海道のブランド牛を食べるという付加価値を重視する選び方もあります。
隠れ家的な雰囲気のお店で、こだわりの出汁と共にゆっくりと味わうといった、食事が提供する時間そのものでお店を選ぶのも良いでしょう。
奥深い札幌の牛カツを味わい尽くそう
今回は、札幌で絶対に外せない牛カツの名店5選と、その選び方を詳しく解説しました。
札幌には、自分で焼くスタイルの専門店だけでなく、伝統的な洋食店や、北海道産ブランド牛にこだわった居酒屋など、様々なスタイルで美味しい牛カツを提供するお店が揃っています。サクッとした衣と、牛肉の旨みが凝縮された牛カツは、一度食べればやみつきになること間違いありません。
この記事で紹介した名店や選び方を参考にして、ぜひあなたにとっての最高の一軒をみつけてください。