北海道の中心地である札幌には、食欲をそそる美味しいグルメがたくさんあります。
その中でも、日本のソウルフードである「おにぎり」の名店が数多く存在します。地元の人々が日常的に通う歴史の長いお店から、お米や具材に特別なこだわりをもつ新しいスタイルの専門店まで、その個性は実にさまざまです。
手軽に食べられるからこそ、お店のこだわりや個性が光ります。この記事では、札幌を訪れた際にぜひ立ち寄ってほしい、選りすぐりのおにぎり屋さんを紹介します。
この記事を最後まで読めば、あなたの好みや利用したい場面に合った、とっておきのお店がきっとみつかるでしょう。
【厳選】札幌で行くべき人気おにぎり店6選
ここからは、札幌市内で特に人気を集めるおにぎり店を6店舗、具体的に紹介していきます。
- おにぎりのありんこ sitatte sapporo店
- にぎりめし(名代にぎりめし)
- 佐藤水産 大通公園店
- めしと純米
- 玄米工房こめしん 北郷店
- おむすびせんごくや
24時間営業でいつでも出来立てを味わえるお店や、北海道の海の幸を贅沢に使ったおにぎりが自慢の海産物専門店、駅からのアクセスが良くテイクアウトに便利な店舗など、それぞれが独自の魅力をもっています。
あなたの札幌での食事を、より一層豊かなものにするお店ばかりです。それでは、最初のお店から見ていきましょう。
おにぎりのありんこ sitatte sapporo店|注文後に握る出来立てが魅力のテイクアウト専門店

1980年に創業した「おにぎりのありんこ」は、札幌市民なら誰もが知るといっても過言ではない、おにぎりの老舗専門店です。
このお店の最大の魅力は、注文を受けてから一つひとつ心を込めて握るスタイルにあります。そのため、いつでも出来立てで、ほんのりと温かいおにぎりを味わえます。
お米の甘みと具材の風味が口いっぱいに広がる瞬間は、まさに至福のひとときです。中でも「sitatte sapporo店」はテイクアウトを専門としており、JR札幌駅や地下鉄さっぽろ駅から地下歩行空間を通じて直結しているため、非常にアクセスしやすい場所にあります。
観光の合間や移動中の食事を手早く済ませたい場合に、とても頼りになる存在です。おすすめの商品は、創業以来の看板メニューである「チーズかつお」です。
おかかとチーズの意外な組み合わせが癖になる味わいで、長年にわたり多くのファンを魅了し続けています。また、定番の「さけ」も外せません。
営業日時 | 10:00 – 20:00 |
住所 | 北海道札幌市中央区北2条西3 札幌フコク生命越山ビル sitattesapporo 1F |
公式サイト | http://onigiri-arinko.com/index.html |
にぎりめし|すすきの市場で愛される24時間営業の有名店

札幌最大の歓楽街、すすきの。その一角にある「すすきの市場」内で、昼夜を問わず人々を温かく迎え入れるのが「にぎりめし」です。
このお店が多くの人々から絶大な支持を集める最大の理由は、24時間営業である点です。早朝のしっかりとした朝食から、忙しい日中のランチ、そしてお酒を楽しんだ後の締めの一品まで、あらゆる場面で訪れる人の胃袋を満たしてくれます。
カウンターには多種多様な具材がずらりと並び、どれにしようかと選ぶ時間も楽しみの一つです。その人気から行列ができる時間帯も少なくありませんが、並んででも食べる価値のある味わいがここにあります。
おすすめは、濃厚なバターの風味がたらこと見事に調和する「たらこバター」です。また、脂ののった「さばトロ」も、口の中でとろけるような食感がたまらない逸品として知られています。
営業日時 | 24時間営業 |
住所 | 北海道札幌市中央区南6条西4-11-1 すすきの市場内 |
公式サイト | https://ha6u000.gorp.jp/ |
佐藤水産 大通公園店|海産物専門店ならではの絶品海鮮おにぎり

北海道土産の定番として全国的に有名な「佐藤水産」。
海産物のエキスパートが本気で手がけるおにぎりは、まさに絶品です。具材の質の高さは、他の追随を許しません。
自社工場で加工された新鮮な鮭やいくらといった北海道の海の幸を、惜しげもなくたっぷりと使用しています。そのため、一口食べれば、素材本来の豊かな風味と旨みが口いっぱいに広がります。
これぞ北海道、と唸るほどの本格的な海鮮おにぎりを手軽に味わえるのが最大の魅力です。店舗は札幌の中心部、大通公園のすぐ近くに位置しているため、観光の途中に立ち寄るのにも非常に便利です。
お土産選びと一緒に、自分へのご褒美として購入するのもよいでしょう。数ある商品の中でも特におすすめしたいのが、佐藤水産の代名詞ともいえる「鮭ルイベ漬」を具材にしたおにぎりです。
鮭といくらの旨みが凝縮された逸品を、ぜひご賞味ください。
営業日時 | 9:30 – 18:30 |
住所 | 北海道札幌市中央区大通西3丁目 北洋ビル1F |
公式サイト | https://www.sato-suisan.co.jp/ |
めしと純米|お米と具材にこだわった純米酒と楽しむおにぎり

美味しいお米と純米酒のマリアージュを追求するお店が「めしと純米」です。
このお店のこだわりは、お米の炊き方に表れています。注文を受けてから、客席の目の前にある土鍋で一合ずつじっくりと炊き上げるため、いつでも炊き立ての、ふっくらと輝くご飯を味わえます。
その絶品のご飯で握られるおにぎりは、まさに格別な一品です。具材も純米酒との相性を第一に考え抜かれており、他のお店ではなかなか出会えない、洗練された大人の味わいを提供します。
お酒と共にゆっくりと食事を楽しみたい夜に、訪れてみてはいかがでしょうか。
営業日時 | 月~日: 16:00~23:00 |
住所 | 北海道札幌市北区北9条西4丁目5-2 1F |
公式サイト | https://www.hotpepper.jp/strJ001249336/ |
玄米工房こめしん 北郷店|玄米を使ったヘルシーで美味しいおにぎり

健康を意識する方にぜひ訪れてほしいお店が、釧路発祥の老舗米屋「こめしん」が運営する「玄米工房こめしん」です。
その名の通り、栄養価の高い玄米を使ったおにぎりを看板商品としています。使用する玄米は、農薬や化学肥料を抑えた特別栽培米です。
さらに、独自の製法でふっくらと炊き上げるため、玄米特有のパサつきが苦手な方でも美味しく食べられると評判です。もちろん、定番の白米のおにぎりも、米屋ならではの確かな品質で提供しています
日々の食事に健康的な選択肢を取り入れたいと考える方に、自信をもっておすすめできます。人気の「玄米おにぎり」からは、プチプチとした食感が楽しい「焼たらこ」を試してみてください。
また、白米の定番商品である「紅しゃけ」も、鮭の旨みとお米の甘みがしっかりと感じられる逸品です。
営業日時 | 10:00 – 19:00 |
住所 | 北海道札幌市白石区北郷3条12丁目7-20 |
公式サイト | https://www.komeshin.co.jp/ |
おむすびせんごくや|地元で愛されるアットホームなおにぎり屋さん

新さっぽろ駅直結の商業施設「サンピアザ」の地下で、長年にわたり地元の人々に愛され続けているお店が「おむすびせんごくや」です。
ショーケースには、定番の具材から少し変わった創作おにぎりまで、豊富な種類の商品がずらりと並びます。その種類の多さに、思わずどれにしようか迷ってしまうかもしれません。
毎日でも立ち寄りやすい手頃な価格設定も、多くのリピーターを惹きつける大きな魅力です。買い物ついでや仕事帰りに、ふと立ち寄りたくなるような温かい雰囲気がこのお店にはあります。
おすすめの商品は、甘辛い味付けがご飯と絶妙に絡み合う「肉そぼろ」です。また、お米そのものの美味しさをじっくりと堪能したい方には、シンプルな「塩むすび」もぜひ試していただきたい一品です。
営業日時 | 10:00 – 21:00 |
住所 | 北海道札幌市厚別区厚別中央2条5-7-2 サンピアザ センターモール B1F |
公式サイト | https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010302/1033275/ |
札幌でお気に入りのおにぎりを見つけるための選び方

ここまで6つの個性豊かなおにぎり屋さんを紹介しました。
それぞれに独自の魅力があり、どのお店に行くべきか迷う方もいるかもしれません。そこで、ここからは数あるお店の中から、あなたの目的や好みに合った一店を見つけるための選び方を3つの視点から解説します。
この選び方を参考にすれば、札幌でのおにぎり体験がより満足度の高いものになるでしょう。
利用シーンで選ぶ|朝ごはん・ランチ・飲んだ後の締めに
まず考えたいのが、「いつ、どんな状況で食べたいか」です。
例えば、朝早くから活動を始める日の朝食には、早朝から営業しているお店が頼りになります。昼食を手早く済ませたいなら、駅の近くやオフィス街にあるテイクアウト専門店が便利でしょう。
また、歓楽街で夜遅くまで営業しているお店は、お酒を楽しんだ後の締めの一杯ならぬ「締めの一つ」にぴったりです。このように、自分の行動スケジュールに合わせてお店を選ぶと、無駄なく美味しいおにぎりに出会えます。
札幌には、様々なライフスタイルに応える多様なお店が揃っています。
お米や具材のこだわりで選ぶ|北海道の幸を味わう
次に、おにぎりの主役である「お米」や「具材」へのこだわりで選ぶ方法もおすすめです。
せっかく北海道を訪れたなら、新鮮な海の幸を贅沢に使ったおにぎりを味わいたいと考える方は多いでしょう。そのような場合は、海産物専門店が手がけるお店を選ぶと、質の高い鮭やいくらを使った満足度の高い一品に出会えます。
一方で、健康を意識しているなら、栄養価の高い玄米を使ったおにぎりを専門に扱うお店を探すのが良い選択です。お米の種類や具材の質に注目すると、お店ごとの哲学や特徴が見えてきて、より深くおにぎりの世界を楽しめます。
お店のスタイルで選ぶ|イートインかテイクアウトか
お店の営業スタイルも、選ぶ際の重要なポイントです。
店内に飲食スペースが設けられているお店なら、お味噌汁やおかずと一緒に、座ってゆっくりと温かい食事を楽しめます。時間に余裕がある日の朝食や、しっかりとしたランチをとりたい場合に適しています。
一方、テイクアウト専門店は、移動中や外出先で手軽に食事を済ませたい場合に重宝します。公園でのピクニックや、列車での長距離移動のお供にもぴったりです。
店内で味わうか、持ち帰って好きな場所で楽しむか、その日の気分や計画に合わせてお店のスタイルを選んでください。
札幌の絶品おにぎりを食べに行こう!
この記事では、札幌でおすすめのおにぎり店を厳選して6店舗紹介すると共に、自分に合ったお店を見つけるための選び方を解説しました。
注文後に握ってくれる老舗から、24時間営業の有名店、そして素材に徹底的にこだわる専門店まで、札幌には魅力的なおにぎり屋さんがたくさんあります。それぞれのお店が、お米や具材、そして握り方一つひとつに心を込めて、日本の大切な食文化を守り続けています。
今回紹介したお店や選び方を参考にして、ぜひあなただけのお気に入りのおにぎりを見つける旅に出かけてみてください。札幌の街角で出会う、温かくて美味しいおにぎりが、あなたの心とお腹をきっと満たしてくれるでしょう。